沖縄県で、
うるま市の20歳の女性が米軍嘉手納基地に勤める軍属の男に殺害された事件。逮捕された軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者は
20日午後2時過ぎに身柄を
那覇地検に送られました。
死体遺棄の疑いで19日に逮捕されたシンザト容疑者(32)は、調べに対し「動かなくなった女性を雑木林に捨てた」と容疑を認めています。被害にあった島袋里奈さん(20)の首を絞めたり、殴ったり、ナイフで刺したりしたという趣旨の話をし、殺害についても認めていることが警察へのその後の取材で明らかになりました。
島袋さんが行方不明になった後、新里容疑者が
コンビニエンスストアで塩を買い、その塩を車にまくような様子が防犯カメラに写っていたこともわかりました。
20日午前から島袋さんの遺体の
司法解剖が行われましたが、死因の特定はできなかったということです。警察はシンザト容疑者がいつ、どのように犯行に及んだのかを殺人容疑も視野に入れて詳しく調べる方針だそうです。
また、
アメリカ軍の関係者が起こした事件が明るみになりましたね。こういった事件が起こるたびに、綱紀粛正を日本政府は
アメリカ側に対して申し入れていますが、一向にこういった悪質・凶悪な犯罪が引き起こされるのは、なぜなんでしょうか。このような事件を引き起こしておきながら、公務中だと日本の警察には捜査権限がないんですよね。そして日本は
思いやり予算と言って、米軍に対して多額のお金を支払っているんですよね。おかしくないですか？たとえ公務中であったとしても、日本国内で米軍関係者が引き起こした事件であるのであれば、日本の捜査機関が捜査して、犯人を処罰すべきです。
沖縄の人たちが怒りの声をあげるのも、無理はないと思います。沖縄にばかり重い基地負担を強いていて、凶悪事件を引き起こしても、日本の法律で罰せられないのであれば、沖縄の人が抗議の声をあげるのも、私にはよく理解できます。日本政府は早急に
日米地位協定の見直し(いわゆる
ガイドライン)を行うべきでしょうね。でないとまた同じことが繰り返されますよ。
