sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

子供の声は騒音か

 昨日のヤフーのニュースで、千葉県市川市で4月に開園予定だった私立保育園が「子供の声でうるさくなる」などの地元の住民の反対を受けて、開園を断念していたことが報じられてました。
 報道によると市川市の待機児童の人数は昨年4月の時点で373人で全市区町村の中では9番目の人数だそうです。説明会に同席するなどして地域の理解を求めてきた市の担当者は「住民の反対で開園が延期されたケースは都内などであるそうだが、断念を聞いたことがない。残念だ」と話しています。

市川市によると、千葉県松戸市社会福祉法人が3月に木造2階建ての園舎を完成させたうえで、4月1日に定員108人(0~5歳児)で開園する予定だったそうです。予定地は市の中心部に近い住宅街で、昨年8月に開園する看板を立てたところ、反対運動が始まったそうです。

住民側は社会福祉法人に対し、計画撤回の要望書を提出。社会福祉法人による説明会も複数回開催されたそうですが、「子供の声が騒音になる」「保育園が面する道路は狭いので危険だ」などの意見が強く、建設に着手できなかったそうです。市によると、」これまでもしないで他の保育開園への反対はあったそうですが、最終的には合意を得られていたそうです。

社会福祉法人は3月下旬の理事会で断念を決定。理事長は「保育園は地域の皆さんから見守ってもらえなければ成り立たない。無理だと判断した」と話しています。

この問題をどうとらえるべきか…。私の住む家のすぐ近くには幼稚園があり、小学校もあります。小学校では休日でも地元のサッカークラブやスポーツ少年団の子供たちが、保護者や監督と一緒にサッカーをしたり野球をしたりしてます。時には試合が行われたりもしてますが、大して応援や歓声が騒音になるほど気にはならないんですけどね。
 今の日本、子育てをしながら夫婦共働きという家庭も多く、昔なら祖父母が子供の面倒を見ていたんでしょうけど、今は核家族化が進行して、どうしても子供を預ける場所が必要になっているわけで、現役世代の大人が子供を安心して預けながら働ける状態でないと今後一層の少子化が進行するのは目に見えてます。
 子供というのは、外で元気いっぱいに遊びながら社会性を身に着けて、友情をはぐくんだり、社会のルールを身に着けていったりするものだと思います。このような大人の勝手な理由で子供たちが安心して過ごせる場所を奪っていいものなのか。子供たちのはしゃぐ声=騒音ととらえるのではなく、子供たちの未来のことを考えてほしいものだと思います。この保育園開園に反対した大人たちだってかつては子供だったんですから。