sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ファインダー越しの3.11を読んで

 昨日、書店に注文しておいた本が届いたということで、受け取りに行ってきました。私が受け取った本は「ファインダー越しの3.11」という本でした。この本は3人のフォトジャーナリストによって製作された本で、彼らが3.11東日本大震災で壊滅的な被害を行けた岩手県陸前高田市福島原発の被災地に行ってそこで懸命に生きる人たちの姿と、フォトジャーナリストとして自分に一体何ができるのかという心の葛藤をつづった本です。そこに書かれてあったのは、行ったものでしかわからない被災地の様子や、テレビや新聞・ラジオなどのメディアでは伝えきれない被災地の現実が克明に映し出されていました。
 私がこの本を知ったのは、毎週日曜日に放送されているサンデーモーニングにコメンテーターとして登場する安田奈津紀さんを紹介するときのプロフィールを見てからでした。
 この本には、大切な家族を失った人や、原発事故により故郷を遠く離れなくてはならなくなった人へカメラを向けることへのフォトジャーナリストとしての心の揺れや、そこで起こっていることを伝えなければいけないという使命感など、テレビなどでは伝わってこないカメラマンの心の葛藤がそのまま書かれています。あの時現場で一体何が起こっていたのか、克明に記された本です。
 東日本大震災から5年が経過しましたが、改めてあの時の記憶を私のできる範囲ではありますが、後世に伝えて行かなくてはいけないなと、読みながら思った私です。是非一読をお勧めいたします。