sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

JR九州の重大インシデント

 昨日の午後0:20分頃に起こった佐賀県白石町の長崎線肥前竜王駅で、すれ違うために停車していた上り博多行きかもめ20号(6両編成・883系)と同じ線路に誤って下り長崎行きかもめ19号(7両編成・787系)が進入し、運転士が非常ブレーキをかけて、93メートル手前で緊急停止しました。双方の特急乗客230人に怪我などは無かったそうです。運輸安全委員会は同日、事故に繋がりかねない『重大インシデント』と認定し、鉄道事故調査間を現地に派遣して調査を開始しています。
 現場は単線区間で20号と19号は通常、隣り駅の肥前鹿島駅ですれ違うことになっているそうですが、直前で19号でイオンが確認されて一時停車したため、行き違いを肥前竜王駅に変更。運転を再会した19号の運転士は、同駅近くの分岐点で、事前の指令とは違う方向に侵入し始めたことに気付き、非常ブレーキをかけたそうです。19号は時速35キロでそうこうしていたそうです。
 運転再開後は、現場の信号は赤だったそうですが、19号は信号が見えない位置に停車しており、運転士は博多総合指令(福岡市)の指導員から口頭で運転の許可を得たそうです。
 一方司令員は運転士から信号が見えていると認識。口頭で許可しても、青信号を出すまで再開しないと観gは恵、まだポイントを切り替えていなかったそうです。現場はATSが働かないところだったそうです。運転士と司令員の食い違いについて、JR九州は『双方が会社のルールにそって対応したが、意思確認などの詳細なルールに不備があった』と説明しています。

ここで問題だと私が思ったのは、運転士・司令員双方ともに『だろう運転をしていた』と言うことだと思います。運転士は恐らく司令員が口頭で許可を得ているので大丈夫だろうという思いがあったのかもしれませんし、司令員のほうは、運転士からは信号が見えているだろう・青信号になるまで発進させることは無いだろうという考えがあったのではないかと思います。
 幸いなことに一人の死傷者も出さずに済んでよかった事故ですが、万が一このまま列車が進行してしまっていたら・もっとスピードが出ていて、急ブレーキをかけても止まれなかったら。そう考えると絶対あってはならない事故だと思います。信号が見えないと言うような死角をなくすことも必要だと思いますし、ダイヤが乱れたときの対応措置も改めて考え直す必要があるのではないかと思います。