今日、8月6日は広島に原爆が投下された日です。昭和20年8月6日午前8:15分、一発の爆弾が投下されました。それは広島市の今の原爆ドームのある上空で爆発し、強烈な熱線と激しい爆風によって多くの犠牲者が出ました。全身に大やけどを負って、水を求めて川に逃げて多くの人の命が一瞬のうちに奪われました。そして生き残った人も原爆後遺症に苦しめられ、耐え難い苦痛を味わうことになりました。たった一発で焦土化した広島は、その後半世紀は草木一本生えないだろうといわれましたが、生き残った人たちの懸命な努力のおかげで、見事に復興しました。しかし待ちは復興しても、その原爆投下の瞬間を経験した人たちの恐怖は拭い去ることはできませんでした。
私は小学3年生のときに、私の両親に連れられて原爆資料館を訪れたことがあります。被爆された人の体験談や展示してある資料を見て、心のそこから「怖い」と感じました。本当にただ、怖いという感情しかわかなかったです。
今は被爆された方の高齢化が一段と進み、原爆の恐ろしさや悲惨さを後世に伝えることが難しくなってきているそうです。被爆していない若い人たちの中には原爆が投下された日にちや時刻を堪えられない人たちも多く、この平和祈念式典も8月6日に行われる広島市のイベントという風に思っている人も少なからずいるようです。