sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

魔女の宅急便を読んで

 今、暇なときに魔女の宅急便の本を読んでいます。(原作本です)第5巻まで読み終えて、今は最終巻である6巻の途中までを読んでいるんですが、第一巻はアニメと同じところ(キキが両親の元を離れて魔女として独立していくシーンや、初めての宅急便の仕事で、お届け物を落としてしまい、絵描きさんに出会うシーン・魔法の力が弱くなってスランプに陥ってしまうことなど)もあれば、アニメと違うところもありました(とんぼさんと初めて出会うシーンや、パン屋のオソノさんの子供が生まれるのがアニメでは一番最後ですが、原作ではもっと早かったり、キキの髪型もアニメではショートヘアーですが、原作本ではロングヘアーだったり)。でも全編を通して共通しているのが、年頃の女の子らしく恋に悩んだり、恋人のとんぼさんが他の女性と仲良くしているのを見てやきもちを焼いたり、それでいて、落ち込んだりすることもあるけれど、明るく活発な女の子(女性)として描かれています。それとジジは全編を通してキキのよき相棒として活躍しています。魔女の掟では、魔女が結婚すると、それまで一緒に暮らしていた相棒の黒猫は家を離れなければならないという決まりがあったらしいのですが、ジジもキキもお互い一緒に暮らしたいと思っていて、キキが結婚したあとも一緒に暮らしています。
 この物語を通して強調されているのが、持ちつ持たれつの関係が大切なんだということです。キキは空を飛べるという能力を生かして宅急便の仕事をしていますが、謝礼はほんの少しのおすそ分けでいいというのです。何かをしてもらったら、それに対して何らかの御礼をする。それがごく普通に昔は見られた光景ですが、今の世の中この物語が訴えている持ちつ持たれつという考えは薄れてしまっている様な気がします。
 第6巻ではキキは35歳の双子のお母さんになっていますが、子供は姉のニニと弟のトトというきょうだいで、やがてキキが13歳で独り立ちしたように二人の子供も相棒の黒猫と共にそれぞれの旅立ちを迎えるようです。
 でも、あのキキが二人の子供のお母さんになるって、そこまでキキの成長が書かれているとは思いませんでした。まだ第6巻はすべて読んでいませんが、アニメ映画とは違う、原作ならではの面白さがあってよかったです。アニメでも続編が製作されないかなぁ・・・ちょっと期待している私です。