2005年のクリスマスに起きた、羽越本線特急いなほの脱線事故。悪天候のため秋田駅を所定より大幅に遅れての運行で、最上川の鉄橋を渡って少し行ったところで、竜巻と見られる突風の直撃を受けて脱線転覆し、多くの死傷者が出た事故でしたが、脱線現場のすこし手前に設置された風速系は運行規制を行うほどの風速が観測されておらず、当時の観測機器ではなかなか突封の予測はかなり難しかったとされています。
このあと、この事故を教訓に局所的に発生する突風の予測する観測機器も登場し、突風の直撃を受けての脱線事故は大きく減少しました。
この事故は夜間に発生したこともあり、乗務員からも目視での竜巻などを発見するということは困難な状況であったと思います。さらに列車が大幅に遅れての運行だったということも重なってしまったのだと思います。この事故はクリスマスの夜を襲った悲劇だと思う私です。
この事故の後、風の影響で列車が遅れたり、運休することが増えましたよね。やはり多くの人を乗せて走る乗り物であるため、安全を確実にして運転してほしいなと思う私です。そして改めて事故によって亡くなられた方、被害に遭われた方のご冥福と、1日も早い回復をお祈り申し上げます。