1872年10月14日、日本で初めての鉄道が東京の新橋（今の汐留付近）〜横浜（今の桜木町付近）で開通しました。当時、新橋から横浜の間は徒歩で丸一日かかっていたそうですが、それが一気に1時間ほどに短縮されて、多くの利用者で賑わったそうです。この区間には今では東海道線、横須賀線、京浜東北線、京浜急行のほか、東海道新幹線もほぼこのルートに沿って伸びていて、たくさんの列車が行き交っています。
そして鉄道は日本全国に張り巡らされて、日本の近代を支えて来ましたね。その中には数多くの名車も登場しました。国鉄では一般型の113系や115系、あるいは117系など。特急型では181系や381系、485系に583系などが登場しました。私鉄では近鉄ビスタカーやスナックカー、西武鉄道のレッドアローや東武鉄道のスペーシア、南海鉄道のサザンなど、JR各社に代わってからは、651系やキハ281系、787系や2000系と言った特急型から、225系や813系などの近郊型まで、たくさんの車両がデビューしました。そして新路線の開通や直通運転の実施など、新たなサービスが展開される一方で、ローカル線の廃止など、鉄道を取り巻く環境は地方を中心に厳しさを増して来ています。今後に鉄道が安定的に存続できるようにするにはどうしたらいいか、再興しなければならない時期に来ていると感じるわたしです。
