建設が進められてきた西九州新幹線。武雄温泉駅から長崎までの区間、66キロが開通します。JR九州によりますと、博多と長崎の間が現在より30分ほどの短縮が見込めるということです。以前はフリーゲージトレインを導入して、博多から新鳥栖までは九州新幹線、新鳥栖から武雄温泉までは長崎本線・佐世保線、武雄温泉から長崎までは西九州新幹線を経由して走行させるという構想が練られてましたが、フリーゲージトレインは車軸の不具合など、技術的な問題から、フリーゲージトレインによる高速運転車両の開発が断念されて、国やJR九州はフル規格による建設を予定してますが、佐賀県はフル規格には難色を示していて、新鳥栖から武雄温泉までの開通の見通しは全くたっていません。23日は暫定開業と言うことですが、前線開通の見通しがたっていない以上、武雄温泉での対面での乗り換えが続くことになります。
なんかこれまでの建設の経緯を見ると、沿線住民のことがあまり考えられてないように思います。長崎県民から見れば本州直通のルートであり、喉から手が出るほど欲しいルートだと思います。私はメリット大きい長崎県が佐賀県の建設費用も負担するのが一番かとおもいます。また、佐賀県内の利便性低下を防ぐためには、特急型車両を使って、現在の特急停車駅並みに停車駅を絞った博多や小倉直通の快速電車を運転させるなどの策を講じないと、佐賀県の納得は得られないのではないかと思います。私個人としては、新鳥栖から武雄温泉までは、1435ミリに改軌し、ミニ新幹線方式で運転し、投入された車両は、九州新幹線に移動させて、つばめや九州内のさくらの運用に充当させたらどうかと思いますが…。
