昨日は沖縄がアメリカから日本に返還されて50年の節目の日でした。沖縄は太平洋戦争で唯一の地上戦が行われ、多くのぎせいをだしました。また、戦争が終わった後もアメリカに占領されて、日本に返還されるまで27年という月日がかかりました。
今沖縄は今も重い基地負担を強いられていて、数々の米軍の軍人や軍属が引き起こす事件や事故に対して、激しい怒りを抱く人もいますし、米軍人が起こした事件や事故は日本の法律で裁けないなどの不平等も際立っています。
また、沖縄は観光が主要産業で、農林漁業などと共に大きなウェイトを占めていますが、県民一人当たりの所得水準は都道府県で最低レベルにあるなど、本土との経済格差も開いたままです。
また、基地負担がなかなか減らないほか、普天間基地の移設も辺野古沖を埋め立てて行われていますが、沖縄の人たちの県外移設という思いはなかなか中央政府には届かず、沖縄と政府の間では基地移設に対しても大きな隔たりがあります。
思い返せば、沖縄に基地負担を押し付けたまま、50年という年月が流れたという感がします。沖縄に米軍基地の７割が集中している現状を改善するためには何が必要なのか、どうしたらいいのか、何ができるのか、しっかり考えていく必要があるのではないかと思う私です。
