sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

加害者家族…

 先日、加害者家族の置かれている現状を書いたルポを読みました。自分が犯罪を犯したわけでもないのに、家族も加害者と同じ目で見られるということ、そして加害者の家族の進学や就職、結婚などにまで影響が出ているということでした。

 ルポでは千葉県で栗原心愛さんが虐待されて亡くなった事件で、父親のその親やきょうだいがどのような状態になったかということに触れられていたほか、埼玉県で起きた幼女連続殺害事件の宮崎勉死刑囚のその家族のことにも書かれていました。いずれも周りの厳しい視線にさらされて、宮崎死刑囚の両親は自殺に追い込まれましたし、心愛さんの事件では雄一被告のきょうだいの結婚が破談になったことなどが報告されていました。

 加害者の家族も辛い現実があるというのは理解できますが、私としては、このような犯罪が起こる前に、その家族がなんとか止めることができたのではないかとも思います。心愛さんの事件では明らかに虐待を強く疑わせることが起きていたにもかかわらず、雄一被告のその家族は止められなかったわけで、事件とは無関係とはいえないのではないかと思いますし、宮崎死刑囚についても、家族が警察などに相談していれば幼い女の子が殺害されることはなかったのではないかと思います。

 

私の過去の出来事でも、私に対していじめ加害行為を働いていた加害者の親は、自分の子供がいじめ行為を働いている。そしてそのいじめが原因で私自身が大阪に住んでいられなくなり、大きな犠牲を払って引っ越しをしなければならなくなったということは知っていたはずで、それなのにきちんと謝罪に来ることも、山口に引越ししてからも謝罪の手紙の一つもよこすわけでもなく、たとえそうではなかったとしても、親としては、子供がやったことだから自分には関係ないと思っているのではないか?そう勘ぐってしまいます。それに加害者の家族も大変かもしれないけど、被害者や被害者家族は本当にいつまでも煮え湯を飲まされる思いと、やり場のない怒りを抱えて生きていかなくてはならないんです。私自身、いじめの影響で自分が思い描いていた将来の夢は無惨に破り捨てられ、私の家族ともども、山口に引っ越してからも経済的に厳しい生活を余儀なくされました。

加害者家族の生活が大変だという前に、被害者に対して、できる限りの誠意を見せる方が先なんじゃないかって思う私です。加害者が犯罪を起こすのには、何かしら原因があったはずで、それを見過ごしてきた責任が加害者家族にはあると思いますが。