今日は都心を走る地下鉄にサリンが撒かれて、多数の死傷者が出た日です。オウム真理教が自分たちの教義を知らしめるために起こした無差別テロ事件で、1月に発生した阪神淡路大震災で冷え込んだ日本社会にさらなる打撃を与え、恐怖に陥れました。
この事件は山梨県の旧上九一色村にあった教団の施設でサリンが精製されて、それが地下鉄車内にばらまかれたものですが、普通に人々が暮らしているすぐ隣で、大量の毒ガスが精製されていたことに、恐ろしさを感じた人も多いのではないでしょうか。
時は流れて令和の時代になって、新たな驚異が現実のものになりつつありますよね。ロシアがウクライナに進行して一ヶ月が経とうとしていますが、ロシアは短期間でウクライナが降伏すると思っていたようですが、ウクライナの激しい抵抗で思うように制圧できていないため、ロシアがウクライナ国内で化学兵器や生物兵器を使うのではないかと懸念されています。27年前に東京の地下鉄で起きた悲劇が繰り返されることがないように、願うばかりですね。