県内の在来線は電化されている山陽本線で115系電車が現役で活躍しています。大阪から山口に引っ越してきて、山陽本線を利用する機会が多いので、塗装の変更は幾度がありましたが、私にとっては、キハ40系シリーズと並んで、一番身近な鉄道車両です。
県内では、まだまだ見る機会の多い115系電車ですが、全国的には製造された車両の16%しか残っておらず、大幅に数を減らしています。県内を走っている115系も、登場から40年前後が経過していて、車内設備は大幅に更新されていますが、足回りは老朽化してきていて、最近では故障も多くなってきています。ですので、もうしばらくすると、南岩国〜徳山までがICOCAのエリアに入るので、それに合わせて227系が進出してくるかもしれません。車両の近代化や新車投入は嬉しいですが、日本の近代化を支えた生き証人でもある古い鉄道車両も、何らかの形で残してほしいなと思います。今の最新技術なら、台車や動力装置は最新鋭のものを搭載しつつ、車体は古い車両を再現したレプリカを製造することもできると思います。やはり古い車両にも、敬意を評するとともに、古き良き時代の鉄道旅行を楽しめるようにしてほしいなと願う私です。
