まずは前回の答え合わせからです。前回は、山口県内を走る鉄道のうち、岩国と徳山の間は、なぜ距離の長い柳井回りの路線が山陽本線となり、距離の短い周防井高森経由の路線が、岩徳線というローカル線となったのかを問う問題でしたが、岩徳線がローカル線に転落した一番の原因は、欽明路峠を越えなければならないことでした。この岩徳線が開通したころは、軍部の影響が強く、海岸に近いところに線路を敷設すると、会場から、艦砲射撃を受ける恐れがあるとして、軍部が柳井回りのルートを敷設することに、強く反対したとされています。このため欽明路峠を越えるルートが山陽本線として採用されたんですが、戦時色が強くなるにしたがって、軍事物資の輸送が大幅に増えて、線路容量が足りなくなって、線路の増設が急務になり、どちらかを複線にしなければならなくなったんですが、急勾配が続き、超大トンネルが介在する周防高森ルートよりも、距離は伸びるものの、人口が多く、平坦な区間が多い柳井周りのルートを複線化することになり、そちらが山陽本線となり、周防高森経由の路線は岩徳線となったという歴史があります。しかし、のちに開通した山陽新幹線や山陽道などの高速交通網は、今の岩徳線に沿ったルートを経由しています。それだけ車両の性能や、道路事情がよくなったっていうことですね。
では今回の問題。今回は今日引退を表明した横綱白鵬関に関する問題です。かれは長年横綱としての地位にあり、長く活躍してきましたが、その中で数々の大相撲の記録を塗り替えてきました。その中の横綱についてからの勝ち星の数もれきだい横綱では一位の記録を保持していますが、では、横綱に昇進してからの勝ち星と、幕内通算の勝ち星はいったい何勝でしょうか？
彼は本当に強かったですよね。いったいどこまで記録を伸ばすのかって思っていましたが、とうとう引退ですか…。今後は後進の指導に当たるんでしょうか。
