sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

アフガニスタンの行方

アメリカで2001年9月11日に発生した、同時多発テロ事件に端を発した、テロとの戦いアメリカ主導でタリバン率いる国際テロ組織、アルカイダの首謀者であるオサマ・ビン・ラディン氏の殺害を最重要として、アフガニスタンで軍事作戦が展開されて、その後イラク戦争へと発展して行きましたが、20年に及ぶ長い戦闘が続き、この9月末を持ってアメリカ軍はアフガニスタンからの撤退を完了させるとし、先月から撤退を開始していますが、それに合わせてかつて強権的支配を敷いてアフガニスタンを恐怖で支配し、テロを各地で繰り返した、タリバンがものすごい勢いでアフガニスタン全土を掌握し、ガニ大統領率いるアフガン政権が降伏し、タリバンが政権発足に向けての準備を進めていますが、国民の間では、かつての恐怖政治が復活するのではないかとの、危機感を訴える人も多いです。また、タリバンは女性の教育や就労を厳しく制限するなど、女性の人権や自由を束縛していましたが、そのような状態に戻るのではないかと訴えています。

かつて日本の中村哲医師が、戦闘で荒廃した大地に用水路を引き、広大な大地を開梱して田畑を切り開き、豊かな土壌を蘇らせましたが、中村さんが訴えていたのは「戦闘では何も解決しない」です。この中村さんが残した言葉をタリバンも、アフガン戦争に参加した国々はどう聞いているんでしょうか。

私は戦闘で使う銃器が作られ、大量に流通しているから、無残な殺戮が繰り返されるのではないかと思います。こんな人を殺す道具を作る金を、人道的支援に回せば、もっと素晴らしい世界になるんじゃないかと思います。

アフガニスタンの国民に一日も早い、安寧な日々が訪れることを祈りたいと思います。