sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

終わりを告げた17日間の夢

先月23日に開幕した東京オリンピック。最終日も今日はメダル獲得にわきましたね。まずは自転車のオムニアム女子で梶原悠未選手が競輪女子初のメダルとなる、銀メダルを獲得しました。私も自転車競技を見たんですが、とにかく速くて、スピード感が半端なくて、すごい迫力がありましたね。ただ、落車しないかどうかが心配になりましたね。
 また、昨日初の決勝に進んだ女子バスケ。残念ながらアメリカに敗れましたが、それでもスコアは90-75で僅差だったのではないかと思います。アメリカ相手に善戦したと思います。アメリカの連覇の記録を止めるのは日本かもしれませんね‥

 そしてこのオリンピックが投げかけた問題も忘れてはいけないと思います。まずはロシアの国家による組織的ドーピングの問題。これは選手に対する勝利至上主義がもたらした結果ではないかと思います。本来オリンピックは、参加することに意義があるという理念を掲げていたはずですが、勝ってメダルを獲得すれば、莫大な利権が手に入るという、マネーゲームがもたらした歪んだものが関係しているんじゃないかと思います。この結果、真面目に競技に取り組んでいるロシア人選手が国を代表して出場できないという悲しい結果を招いてしまいました。私としてはスポーツ強国として、ロシアの復活を待ちわびています。

それから、女性選手に対する盗撮や卑猥なメッセージと写真がいっしょにSNSに拡散される問題も注目されましたよね。この問題は各競技団体やIOCが待ったナシで取り組まなければならない問題だと思います。選手の尊厳を踏みにじるようなことは絶対になくさなければならないと思います。

そして盗撮問題と並んでなんとかしなければいけないのが、選手に対するSNSによる誹謗中傷や個人的な攻撃。どの選手も4年に一度しかない舞台に立って世界中の選手と正々堂々とプレーするために、日々鍛錬を重ねてきたわけです。オリンピックという舞台に立つだけでも素晴らしいことなんです。私だって日本人選手が勝てば嬉しいですし、勝てなかったら残念だと思います。でも、私は選手に対するリスペクトを忘れないようにと思ってます。自国の選手が負けたから、対戦相手の選手を攻撃していいはずありません。お互いに切磋琢磨して戦った結果であり、自分のすべてをかけて戦った選手には敬意を払いこそすれ、対戦相手や敗れた選手を攻撃するのは絶対にあってはならないと思います。 

そして大きくクローズアップされたのが、選手のメンタルの問題。過重な期待などが時にはストレスとなり、心を病んでしまうことが問題になりましたよね。ことの発端は、テニスの全仏オープン大坂なおみ選手が発したコメント。負けた選手へのリスペクトが問題視されました。特に負けた選手に対するインタビューは、選手自身に強いストレスを与えることが問題視されました。私は負けた選手へのインタビューは、選手の意向を最大限汲んで、選手が精神的に落ち着いた時点でおけなうべきだと思いますし、また、大会前にメダル候補だとか、金メダル確実だとか、そういった重い期待をかけるような報道は厳に慎むべきだと思います。

東京オリンピックは、コロナの感染拡大という非常事態の中での開催でした。この大会で、改めて突きつけられた、非常事態の時の開催をどうするのかだったのではないかと思います。東京オリンピックではコンパクト開催をうたいながら、実際には多くのスポーツ施設が建て替えられたり、新設されたりしました。開催費用の上昇を抑えるためにも、私は既存の施設をそのまま使うなどの改革が必要だと思います。
無観客とはいえ、数々の名シーンを残して舞台はパリへと引き継がれていきます。パリオリンピックでは、誰もが安心して観戦できるオリンピックであってほしいなと思います。