sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

気になったこと…

  今オリンピックが開催されていて、今日がちょうど折り返し地点ですが、連日熱戦が繰り広げられてますよね。選手たちの熱い戦いにたくさんの力や勇気をもらったのではないかと思います。しかし、その一方で看過できない問題も出てきてますよね。SNSによる選手個人への誹謗中傷と、大会に出場している選手のメンタル面の問題。

 まず選手への誹謗中傷についてですが、このことが大きく取り上げられるきっかけになったのが、卓球のミックスダブルスで、水谷選手と伊藤選手が優勝した後、水谷選手がとある国から誹謗中傷を受けていると発言したことで大きく取り上げらるようになったように感じますが、このあとも、体操個人総合で優勝した橋本選手への誹謗中傷や、海外の選手からもSNSへの選手に対する攻撃とも受け取れるような書き込みが相次いでいることが発信されていますが、確かにこういったスポーツ大会では、自分の国の選手やチームを応援したくなると思いますし、応援していた選手やチームが負けてしまうとやはり残念だっていう気持ちも持つと思います。でも、だからと言って、対戦相手の選手を攻撃したり、誹謗中傷したりしていいわけではありません。そういったことをされて喜ぶ人はだれもいません。誹謗中傷された選手はもちろんのこと、誹謗中傷された選手と対戦したもう一方の選手もいい気がしないでしょうし、ひいては選手のプレー自体にも大きな影響を与えかねません。まして、これから次の世代を担っていく選手も、何かあったら自分も攻撃されるんじゃないかという不安を与え、プレーを委縮させてしまう恐れだっておあります。それがひいてはスポーツの健全な発展を阻害し、結局はめぐりめぐってそれが、自国のスポーツの衰退につながるのではないかと思います。私たちはまずは選手を攻撃するのではなく、選手が伸び伸びとプレーしやすいように、選手の力になるように応援するのが役割ではないかと思います。はっきり言って、選手に対する誹謗中傷なんて、言語道断です。

 

 また、女子体操選手のシモーン・バイルズ選手がメンタル面での問題で、女子団体と個人総合を棄権しましたが、選手のメンタル面もしっかりとケアしなければいけない問題だと思います。選手は常に勝つか負けるかという状態に置かれていて、精神的な重圧は相当なものだと思います。なかにはこういった重圧に打ち勝ってこそ一流だっていう人もいると思いますが、それは少し違うんじゃないかって思います。例えば、私たちも日ごろの生活で何か失敗したとき、やはり落ち込み生ますよね。もう一度やってみてうまくいけばいいですけど、また同じ結果が出たら、どうしていいかわからなくなると思います。そしてやがて苦手意識を持つようになるのと同じで、選手もやはり人間であり、重圧にさらされ続けることには限界があると思います。そして、試合に負けてしまったときに、そのあとのインタビューで、なぜ負けてしまったのかしつこく質問されると、選手だって傷つくでしょうし、答えたくない時だってあるはずです。今一度、負けた時のインタビューの在り方について考え直す必要があるのではないかと思います。ずっと勝ち続けられる選手なんて、この世に一人もいないんですから。

 この問題はテニスの大坂なおみ選手が全仏オープンで告発して以来、大きく取り上げられるようになりましたが、もっと早くから集中的に取り組まなければいけなかった問題ではないかと思います。