sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

言葉は諸刃の刃

先週の月曜日の夜、逆転人生でSNSによる誹謗中傷を受けた女性が味わった地獄のような苦しみと、どのような経過を辿って希望を見出していったのかを辿るドキュメントが放送されてました。
競輪の実況を担当されていた、フリーの女性アナウンサーが、付き合っていた男性競輪選手とやむを得ない事情があって別れたあと、その競輪選手が自らの命を絶ってしまい、そのファンの怒りや喪失感の矛先がその女性アナウンサーに向いてしまい、ツイッターなどのSNSに次々と誹謗中傷の書き込みがなされるようになり、「死ね」「消えろ」などの脅迫的な書き込みがなされるまでになり、警察や弁護士に、投稿者の身元を特定してほしいと依頼をしますが、個人情報の保護という法律の高い壁に阻まれ、有効な手立てが何もできないまま、どんどんエスカレートしていき、仕事までも失い、途方に暮れた彼女はお父様が僧侶だと言うこともあり、出家して尼さんになることを決意し、厳しい修行に耐え、仏様の悟りを胸に講演活動をされています。
加害者の一人と直接合うことがあったそうなんですが、なぜそのようなことをしたのか問いかけたら、加害者の男性は「正義感から、俺が裁かなければならない」と思ったといったそうです。彼女はすべてを許した上で、自分やろうとしていること、いおうとしている事が本当に正しいことなのか、今一度よく考えてから行動を起こすように、優しく語りかけたそうです。 
プロレスラーの木村ハナさんがジサツした事件でも、誹謗中傷した人物は「正義感からやった」と供述してますが、加害者の人物は木村さんのすべてを知っているわけではなく、番組で放送された、ごく一部の面しか見ていないわけで、それが全てだと勝手に判断して、誹謗中傷したり、脅迫するようなことは絶対にあってさならないことです。
私も散々言葉による暴力を浴びせられ、精神的に蝕まれ、自殺仕掛けたこともありますし、その後遺症は今も私にフラッシュバックという形で悪夢を見せます。言葉には人を容易に殺す力があると言うことはこれまでも何度も述べてきましたが、本当に言葉の暴力によって傷つけられた心は、二度と元に戻ることはありません。いつまでも被害者の心を苦しめ続けます。SNSは匿名性が高いため、容易に個人を攻撃することも可能です。だからこそ、言葉は一つ一つよく考えて、個人を攻撃するようなことがないように選ぶ必要があると思います。