sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

連休中に読んだ本

 先週の土曜日から、一週間の連休に入った私。全般は稲刈りなどで忙しかったですが、後半は家にいることも多かったので、過去に自分が書店で買った本を読み返してみました。読んだのは天咲心良さんのCOCOLA〜自閉症を生きた少女〜の小学生編と思春期編、ショコタンこと、中川翔子さんが書かれた死ぬんじゃねーぞという本を読みました。COCOLA〜自閉症を生きた少女〜は自閉症を抱えた著者が辿った壮絶な人生を書いた本で、理不尽な暴力や両親や姉、祖母の不適切な対応など、著者の味わった苦しみや、自閉症を抱えているがゆえに辿った生きにくさや周りの不理解によって引き起こされるパニックなどが克明に描かれています。私も息子が自閉症を抱えていて、読み返してみて、私も息子に知らず知らずのうちに理不尽なことをしていないか、考えさせられました。
 そして中川翔子さんが書かれた死ぬんじゃねーぞという本は、実際に中川さんが体験されたいじめをもとに、現在の教育現場が抱えている多くの問題点について、中川さん独自の視点で鋭くついていて、いじめ被害に苦しんだじ二人の女性とのインタビューや、不登校新聞を発行している編集者の方との対談の様子も記されています。
 中川さんも中学時代に陰湿ないじめを受けて、何が助けになったかも書かれていますので、今いじめに苦しんでいる人にとって、自分の心を軽くするヒントがあるかもしれません。
 2冊に共通しているのは、理不尽な言葉による暴力や、身体的な暴力がどのように当事者を追い詰めていくのかが、それぞれの切り口で書かれているということです。この世に死んでもいい子供などいるはずないと改めて思った私です。私も自分が経験したいじめを可能な限り公開していますが、やはりこうした著名な方が発信してくださるのは、いじめや差別、障害者に対する偏見を少しでもなくす一助になる名ではないかと思います。