sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

車椅子ユーザーの移動手段の確保と駅の無人化

 先日の新聞記事で、大分市内に住まれている肢体不自由で車椅子を使われている方が、JRの駅の無人化は移動の自由を妨げるとして、大分地裁に提訴しました。
 JR九州は、鉄道事業の効率化のため、都市圏や都市近郊の駅の無人化を進めていて、大分市内の日豊本線久大本線豊肥本線の17の駅の無人化を決定していて、トラブルなどの対応策として、遠隔操作によるオペレーター対応をする事とし、車椅子ユーザーは、予め大分駅などに事前に予約を入れておくようにとアナウンスしています。
 でも、私達でも急用で出かけなければならなくなったり、仕事で毎日通勤の足として鉄道を使ったり、いろんな場面で鉄道を利用することが考えられますが、それは車椅子ユーザーであっても同じだろうと思います。予約を必要だというのであれば、必ず指定された時間の列車に乗らなければならず、私達のように気軽に利用するということができなくなります。どうしても駅の無人化を進めなければ効率化が計れないというのであれば、業務を地元に委託するとか、何らかの手立てを打たないと、移動の自由が制限されてしまうのではないかと思います。
 やはり、鉄道は誰もが気軽に乗れる交通機関であってほしいなと思います。また、車両の設備面でも、車内に段差がある車両もあり、車椅子ユーザーでなくても、高齢者や足に障害のある人などにとって、乗り降りし辛いと思われます。こういった車内のバリアフリー化を進めないと、これからの高齢化の進行や、障害のある人たちにとって、鉄道は移動手段として使いにくいものになってしまうのではないかと思います。経営の効率化も確かに大切ですが、こういった人たちの声にも耳を傾くけてほしいなと思います。