sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

木次線と芸備線の活用方法を考える

 昨日日帰りで乗ってきた木次線。そして木次線と同じく閑散区間である芸備線備中神代から備後落合までの有効活用策について考えてみました。どちらも沿線人口自体が少なく、沿線の利用は望みが持てない中で、いたずらに乗客がいないのに列車を走らせるのは赤字がかさむだけです。となると他所から乗客を誘致する以外に存続の道は残されていないというのが現実です。

 では沿線にどのような見どころがあるのかというと、木次線沿線に亀嵩駅出雲そばや、ここ亀嵩駅は小説砂の器の舞台になった所として有名です。また出雲坂根駅は延命水の湧き出る駅、大蛇ループ橋が眺められる駅として知られており、近くの道の駅付近には展望台も設置されているので、そこから雄大な眺めを見ることも出来ます。そして備中神代駅から備後落合駅までの芸備線沿線には東城駅から帝釈峡に行くことができます。そして芸備線の始発駅で、岡山県北部の交通の要衝である新見駅は千屋牛の産地として知られており、美味しい肉料理が食べられます。

 このことから私なりに乗客の誘致策を考えてみたんですが、鳥取県米子駅を起点に、三江線廃止で運用に余裕が出ているキハ120を3両ほど改造して、観光列車として活用し、先頭車は風景が楽しめる車両とし、中間車は沿線の名産品の販売や軽食が楽しめる車両として走らせて、亀嵩駅出雲坂根駅でそれぞれ1時間ほど、東城駅では帝釈峡への往復の時間も考慮して2時間ほど、新見では食事の時間も含めて2時間ほど停車させて、米子➡宍道➡備後落合➡新見➡米子と周遊する観光列車を走らせてはどうかと思います。何しろ沿線は一部を除いて人家もまばらな区間を通っていくため、こういった施策を沿線自治体や県とも協力をしながら行っていかないといずれそう遠くない将来、廃線という事態になるのは目に見えています。いかに乗ってもらえる鉄道にしていくのか、考えていかないといけないような気がしました。

 昨日乗ってみて感じたのが、施設の老朽化が進んでおり、何か災害が起きて線路が寸断されるよな事態になれば、復活は難しいのではないかと思いました。

 それと、国が助成金を出すなどして、芸備線の三次駅から備後落合駅までの区間と、木次線の線路を整備して、重軌条化を図り、広島と松江や米子との間の直通列車を復活させてはどうかということも考えましたが、これには莫大なお金が必要になってくるため、実現は難しいでしょうね。