sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

日航ジャンボ機墜落事故から35年

 今日は、日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落してから35年の節目に当たる日です。たしかあの時私は、テレビを見ていて、ニュース速報で日航ジャンボ機の機影が、レーダーから消えたというのを見て、「飛行機事故があったのか」と思ったのを今でもはっきりと覚えています

 それから、しばらくたって各テレビ局が詳細を伝えはじめて、次第に深刻な状況下に陥っていることが明らかになってきました。そして、夜になってから、機影の消えたジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落していることが判明し、夜が明けてテレビ局のカメラが墜落現場上空の様子を伝えはじめて、バラバラになった機体が、事故の大きさを物語ってました。

 この事故機が羽田空港を飛び立って、富士山上空に差し掛かった時に機内には大きな爆発音がして、垂直尾翼が吹き飛んだことが後に判明し、飛行機の期待を安定させることが困難な状況になっていたことが明らかになります。そして、その垂直尾翼が吹き飛んだ原因とされたのが、この事故の数年前に大阪空港で起きたしりもち事故でした。この時にきちんと修理点検が行われていれば、起きなかった事故だとされましたが、きちんと修理されることなく、その後も飛行を続けた結果、金属疲労を起こして破断して、垂直尾翼が吹き飛んだというものでした。

 機長はなんとか機体を立て直そうと必死の操縦をしたと思いますが、飛行機は姿勢を制御することができなくなり、羽田を飛び立ってからおよそ2時間後に、本来の飛行コースからは大きく外れた、群馬県御巣鷹山に墜落し、520人もの犠牲者を出す大惨事となりました。

 あれから35年がたち、残されたご遺族の方々の高齢化も進み、また、日航の社員のうち、事故後に入社した社員の割合が、96%以上になるなど、事故の教訓をいかに今後に伝えていくのかが大きな課題となっています。

 今は飛行機自体の安全装置も格段に進歩しましたが、モラルに関わる問題として、機長や、客室乗務員の乗務前の飲酒問題が度々取り上げられています。やはり、交通機関の仕事に従事している人には、多くの命を預かっているんだという強い自覚を持って、乗り物の操縦に当たってもらいたいと思います。