この前から再放送されているゲゲゲの鬼太郎。この前放送されたのは、幽霊電車というタイトルでした。とある会社のワンマン経営者の社長が部下を引き連れて酒を飲んで帰るとき、終電を逃してしまい、途方に暮れているとその日だけ運転される臨時電車があるということで、浮かれた気分で、その日にしか運転されない臨時電車に乗り込んだワンマン社長とその部下。ところがその電車にはどことなく陰気な感じのする乗客が数多く乗っており、なんだか異様な囲気を感じ取ったそのワンマン社長は電車から降りようとしますが、降りることはできません。
実はその数日前に乗客がホームから転落し、入ってきた電車に轢かれて死ぬという事故があったんですが、そのホームから転落した乗客がそのワンマン社長なのでした。そしてその幽霊電車に一緒に乗り合わせていた乗客も、一緒に酒を飲んでいた部下も、そのワンマン社長の度重ななるパワハラや恫喝などで心身を病み、、命を絶ってしまった人たちで、そのワンマン社長に恨みを持ち、その恨みが起こした事件だったのでした。その幽霊電車に乗務員として乗っていた鬼太郎が『あなたはもうすでに死んでいます。あなたは自分が死んだことにも気が付かずに、この世に居座り続け、今から地獄に向かうところなのだ」と告げ、そのワンマン社長は地獄へと送り込まれるのでした。
そのワンマン社長が電車に轢かれた時、偶然居合わせた女子高生がその時の写真を撮っていたんですが、その写真にはホームの下から無数の手の様なものが写り込んでいて、気味が悪いからと言って鬼太郎に相談していたのですが、その女子高生は「これで私が恨みを買ったりすることはないか」ときくと、鬼太郎は「あなたに危害が及ぶことはありません。あなたが人から恨みを買うようなことをしていなければね」と告げて女子高生の前から立ち去っていくのですが、この女子高生、ネットいじめをしており、その後の女子高生がどうなったのかは定かではありません。
鬼太郎はこのワンマン社長を地獄に送り届けるときに行っていたのが、自分がやった悪事は必ず自分に帰ってくるという事でした。この話を見ていて、なんだかとても考えさせられましたね。自分は決して人が嫌がるようなことはすまいと思った私です。
