sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

一か月ほど前の話ですが…。

 一か月ほど前の話なんですが、新聞記事に掲載されていて気になっていたことがあったので、私の個人的な意見も添えて書いてみようかと思います。新聞に掲載されていた内容は、宮崎県内の小学校に通っていた、軽い知的障害のある男の子が、いじめが原因で市内の別の小学校に転向しなければならなかったという記事が掲載されていました。支援学級に在籍しながら、通常級のクラスの勉強にも参加していたという事なんですが、障害があるということで、差別的な暴言を浴びせられたり、からかわれたりして、いじめの対象になっていたそうです。そして、いじめに耐えられなくなって、学校にも相談しましたが折り合わず、転校を余儀なくされたという事でした。

 私もいじめが原因で大阪から母の実家のある山口に引っ越ししてきた経験があるので、この知的障害を抱えた児童の無念さや、親御さんのお気持ちは痛いほどよくわかります。「なんで何も悪い事をしていない自分たちが転校しなければならないのか」恐らくそういった思いがあったのではないかと思います。いじめられた被害者が大きな負担をしてまで転校して、加害者の側がのうのうと何事も無かったかのように学校に顔を出せる。それってものすごく不条理なことだと思います。本来なら、いじめ加害者の方が転校すべきであって、被害者に転校させる・転校せざるを得ない状況を作ってしまうというのは、大きな間違いだと思います。

 それに障害者に対していじめ加害行為を働くということは、個人個人それぞれの違いを認めない・障害者差別を生むだけだと思います。障害があるなしに関わらず、等しく皆に認められた学ぶ権利・学校に行く権利をこういった卑劣な差別やいじめによって奪われるというのはあってはならないことです。

 私はいじめ被害に遭って、大阪から山口に引っ越しして、多くのものを失いました。今まで築き上げてきたものがすべて無になってしまうショックというのは、経験したものでないと解りません。せめて、被害に遭った子供が、転校先の学校で安心して学び、遊び、地域の人たちと共に暮らしていけるようになることを願ってやみません。