sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

虐待防止へ体制強化

 千葉県野田市で小学4年生の栗原心愛さん(当時10歳)が親から虐待を受けて死亡した事件は、24日で発生から一年になりました。同市は学校のいじめ調査で虐待を訴えるSOSを送っていた心愛さんを救えなかったことを重く受け止め、体制を大幅に強化。担当課の「分室」を市教育委員会がある職場に配置して連携を図るなど、虐待防止に全力を傾ける姿勢を見せています。

 24日午前8時30分、同市役所で全職員600人が黙とうを捧げました。心愛さんが通った市立小学校でも「天国で幸せに過ごせるようにお祈りしましょう」と校長が呼びかけ、児童たちが黙とうしました。記者会見した鈴木有市長は「命を救えなかったのは本当に申し訳ないという思いでいっぱい」と沈痛な面持ちで語りました。重い教訓を踏まえて市が昨年10月に新設した「子ども家庭総合支援課」須田光弘課長は「再び事件が起こらないように全力で取り組む」と語っています。

 同課は虐待を担当する係を課に格上げして15人増の26人体制(非常勤9人を含む)にして、保健士臨床心理士などの専門職を新たに加えました。特徴は学校や幼稚園などを回って子供から直接話を聞くケースワーカー3人を配置した「分室」を市脅威の職場に置いたことです。

 川松昭明星大常勤教授(児童福祉)は同市の体制を評価するのに対して「児相に比べて家庭に身近な市区町村の体制を強化することで虐待予防や早期発見が期待できる」とみています。一方で、全国的に非常勤の職員が多く人材定着や専門職の確保が課題であることも挙げ「国による支援の拡充に加え、民間団体との連携や自治体間の人事交流も含めた対策が必要だ」としています。

 

この野田市の心愛さんの事件も、凄惨な虐待の状況が報告されて、社会に大きな衝撃を与えましたね。このような凄惨な虐待を防ぐためにようやく重い腰を上げたのかなって感じがします。このような子供たちが犠牲になるような事件が起こらないと、行政や国は動かないんですよね。

 この世の中にいじめられていい子供、虐待されていい子供なんていません。みんな誰からも愛される権利を持って生まれてきています。私は自分の子供に対して虐待を加えたことがないので、虐待をする親の気持ちはわかりませんが、元嫁は上の子が知的障害を抱えていて、なかなかコミュニケーションが取れないことに腹を立てた虐待を加えていましたが、元嫁は自分が虐待を加えることに対しては、「自分は子供のためにやっている」と、自分の虐待行為を正当化していました。でも、虐待行為や、DVは例えどんな理由があったとしても絶対にやってはいけないことです。今回の体制強化が、虐待防止に寄与することが、亡くなった心愛さんに対する何よりの供養になるんじゃないでしょうか。