私が去年発症し、それまで勤めていた会社を辞めなければならなくなった病気。それは、良性発作性頭位目眩症という、耳の三半規管の中にある、平衡感覚を司る耳石が剥がれ落ちて、耳のリンパ液の中を浮遊する病気で、去年、この病気を発症した時は、ベッドから起き上がれなくて、立ったら目の前がメリーゴーランドに乗っているかのように高速で回転し、バランスを崩して倒れるという状態でした。なので、この時はトイレに行くのも、風呂に入りに行くのも、食事をするにも這っていかないと動けない状態で、もちろん車の運転もダメ。その原因となったのが、当時毎日のように続いていた長時間残業による過労と、重度の睡眠障害の影響による睡眠不足でした。そのため、仕事中にいつ倒れるかもわからない状態で、労災につながる恐れもあったため、職場の上司とも相談して退職するということになった次第です。
去年の5月の終わりに発症し、治まったのが7月に入ってから。これでようやく普通の生活が取り戻せると思ったのもつかの間、8月のお盆連休に再発し、何とかお盆連休中に症状が治まったので安心していました。もう治ったのだと思ってましたが、今年の6月になって再び症状が現れたので、耳鼻科に行って検査してもらって、治療をしてもらって症状が落ち着いてますが、このところまた、あまり眠れない状態が続き、疲れもたまってきていて、耳の状態がどうも思わしくなく、再発する可能性があるのかもしれないと、警戒している私です。多分、この病気は、私がこれから先、睡眠障害を抱えている限り、ずっと付き合っていかなくてはいけない病気だと思います。ちょっとでも何かおかしいという気配があったら職場の上司に相談するなり、プライベートでも、無理に畑仕事をしないように気を付けなければいけないなと思う私です。
